口腔外科
口腔外科で扱う治療には、親知らずや埋伏歯の抜歯、顎や歯牙の外傷、口腔粘膜疾患、嚢胞・腫瘍の摘出、唾液腺の疾患、顎関節の病変などさまざまな治療があります。
外科治療は当院で治療を行える場合もありますが、状態によっては専門的な医院・病院での治療が必要な場合もあります。
まずは診断してからの判断になりますので、お気軽にご相談ください。
下顎骨隆起
下顎骨の小臼歯部にできる半球状の骨の隆起で、多くの場合は両側性に大小数個みられます。
ほとんどが無症状で経過しますが、義歯作製時に障害になるため、外科的に切除を行う場合があります。義歯が必要になる前に切除した方がよいと思います。
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Before
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After
通院時の年齢 | 63歳 |
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性別 | 女性 |
通院回数 | 2回 |
通院目的 | 義歯を装着するため骨隆起を取りたい |
処置内容 | 下顎骨隆起形成術 |
費用 | 保険適用 |
デメリット | 外科処置のため麻酔が必要、腫れや痛みが出る場合がある |
粘液嚢胞
下口唇や舌下面の粘膜に見られる小さな膨らみです。
下口唇を咬むなどの外傷や慢性の刺激で、小唾液腺の導管が閉塞し、粘液がたまって出来る膿胞です。
違和感を感じる程度で、痛みはありません。破れて自然消失や再発を繰り返すこともありますが、完全摘出する事が多いです。
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Before
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After
通院時の年齢 | 26歳 |
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性別 | 女性 |
通院回数 | 2回 |
通院目的 | 粘液嚢胞を取りたい |
処置内容 | 粘液嚢胞摘出術 |
費用 | 保険適用 |
デメリット | 外科処置のため麻酔が必要 |
上唇小帯の付着異常
上唇の裏側と上前歯の歯茎へと伸びる筋のことです。
上唇小帯の付着位置に異常があると、口唇の運動を抑制したり、前歯の間に隙間ができる「正中離開(すきっ歯)」の原因になることがあります。
自然に治癒しない場合は適切な時期に、小帯の形成手術を行います。
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Before
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After
通院時の年齢 | 6歳 |
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性別 | 男児 |
通院回数 | 2回 |
通院目的 | 上唇小帯を取りたい |
処置内容 | 上唇小帯形成術 |
費用 | 保険適用 |
デメリット | 外科処置のため麻酔が必要 |